まだ続いていましたTU-873LEの改造 |
次の指令をいただきました。
なんでも「ワンターンコイルを回避せよ!」作戦。
SP端子部分で、出力電流によりシャーシにワンターンコイルができるので、
出と入の端子用の穴をつなげるようにスリットを入れると良いらしい。
さっそく試す。
裏板をはずす。
あれ、SP端子用の穴は変な形。
もしかしてワンターンコイル回避?
SP端子が回らないようにストッパーとなる突起がここに入る構造のようです。
スリットの加工はけっこう大変。
いつもはもっと頑丈に厚くして欲しいと思うシャーシも、加工時はその固さで苦労する。
とりあえず、8Ω部分を加工。
写真では、ほとんど見えないですね。
4~6.3Ωは使う予定がないので加工せず。
もう一つの改造がB電源スイッチの増設。
とりあえず、これを設けておけば真空管のエージング時に便利。
普段は、一応右のメインスイッチ投入後タイミングを遅らせて左のB電源スイッチをオンにすることにした。
あと一つの改造がインジケーター。
前面ボリューム周りの青いLEDは、いささか目障りだったので廃止して、
そのうちの一つを、電源スイッチ用の穴に移動。
見慣れないと、少し寂しく感じるも、鬱陶しさはなくなった。
そして試聴。
高域がスッキリしたと感じる。
しかし、いつもながら改造部分が一箇所ではないし、
SP端子のハンダ付けもKR-19からkesterに換えたり、
はたまた改造時のコテの熱の影響もあるだろうし、
一概に、この音の変化がこの改造のおかげとは単純に参りません。
そうは言いながらも、これまでの改造でTU-873LEは製作直後とは別物といえるほどの音質の向上がみられる。
最初は、改造して音が良くなったらメインに組み込もうと予定していたが、
ここまで良くなると、マルチの一部とするよりもフルレンジで鳴らしたくなる。
一部の帯域だけで、この音の良さを楽しむのではもったいない。
お得ですね。
製品にしたら馬鹿高くなりますから・・・
今回も費用ゼロの改造です。改造するほどに愛着が湧いてきます。この音は世界中で私だけのものなんです。そういう愛着も音が良く聞こえる理由の一つでしょう。客観評価ではなくともこれも良しです。
A.ふろすきーさん
「おあずけ」が苦手なワンちゃんみたいなもんです。
部品の購入ももどかしく取り掛かってしまうので、B電源用スイッチは、付属していたセレクター用を使ってしまいました。6A125VACのものですが大丈夫でしょうか?
あ、それと開けたスリットに防錆を施してないな。これもヤバイなぁ。
建前的にはマズイですね。せめて250VAC3A程度あれば絶縁的にも
安心ですね。今のままでも電流的には全然余裕なので焼きつく(オンの
まま)事は無いと思います。防錆ですか・・・、マジックか5-56くらいで
大丈夫ですよ。 @フレックスまにあうか・・・・?
やはり僕のシニカルな部分が首をもたげてしまいます。
4WAYの完全3WAYに挑戦なさってはいかがでしょう?
(←あ、歯車あった~♪)
以前試したときには好結果でした。骨太で少々荒く勢いがあるところが、私の聴く音楽と私の技量に合っていると感じました。私の好きなドラムでいえば、バスドラ、スネアー、シンバルとドラムの基本をそれぞれのユニットが発しているようで面白かった。
対して4way以上になると、一体感が後退、つまりはスネアーが2つのユニットから発せられるように感じたりします。また緻密さは出るのですが、ときにそれが鬱陶しいというか、例えて言うのならフルコースの料理よりも、毎日食べるのは定食程度で充分というか。
最終的には3wayのが良い結果となると予想します。
が、3wayにすると、もう4wayには諸事情からも戻れないと思うし、ユニットが4つあったほうが立派だし。(笑)
もうちょっと4wayでやってみたいです。
まぁ、音楽聞く分にはCD408-8AとTU-873LEで充分と思っているくらいですから、私のレベルはそんなもんです。