ターンテーブルを磨く |
かつて長島達夫氏が、MICRO SX-8000Ⅱでターンテーブルフローティングベースの
ガラスを磨いたところ、音の不調が回復した旨をレポートされていた。
フロートしていなかったわけではなく、たかがベースのガラスの汚れが
空気層をはさんで非接触の重量級ターンテーブルへどれだけ影響があるものか、
いまいち信じられなかった。
今回の私はガラス部を拭いたが、
それに加えて、フロートするターンテーブル側も磨いてみた。
若干の黒ずみがあったことから、クリーナー液を使用したて光らせ作動させたところ、
音が滑らかになった感じ。
かつて、長島氏のレポートを信じなかったことから、
自分自身が体験しても、気のせいだろうと思い込もうとするし、
キレイになったターンテーブルの外観からくる気分的なものも大きいだろう。
まぁ、客観性があるか主観的かは問題ではなく、
私の気持ちが良いことが重要であろう。
その後、ベルトを交換。
SF-1ベルトは耐久性が抜群であるが、劣化しないわけではないだろう。
製造されてないものなので、純正品はどんどん価格が上昇しており、
私は代替品を入手。
さっそく取り替えたが、これは音がどうのって変化はわからない。
誰かが、音が良くなった!ってレポートしれば、私も思い込むかもしれないが。
ベルトについては、いつか糸も試したい。
GENESISの「SECOND OUT」。
音を確認したいときは1曲目。
理由は、頭に音のイメージがあるから。
演奏を楽しみたいときは、4面の「CINEMA SHOW」。
ビル・ブラッフォードがドラムを演奏しているから。
私はビルは好きだから、どうせなら全曲をビルの演奏でライブ盤を出して欲しかった。
フィル・コリンズは、ドラマーをビルからチェスター・トンプソンに替えた理由を
ビルのドラミングはGENESISに合わないからと言ってた。
GENESISには、もっとドラマチックなドラミングが合うと。
ウソいえ~
ビルはフィルと似たタイプで、ビルのが巧いじゃないかー
私はフィルはビルと対比されることで、自分のドラミングが見劣りしては困ると感じたと思う。
フィルもビルもロックドラマーのなかではジャズを基本にしたタイプで、
タイト、シャープな演奏。
確かに、フィルはGENESISではテクよりも音楽を盛り上げることを意識していたが、
その不満から「BRAND X」の活動をしていた。
じゃぁ、チェスター・トンプソンがドラマチックな演奏かといえば、必ずしもそうではなく、
彼の場合はロックを基本に、タムタムの下っ側のスキンを外したドラムで、
その音は、少々ヤボったく感じる。
だから、フィルの領域を侵さないし、
ザッパ時代の彼の演奏からも、サポート上手で性格も温厚に感じる。
ライウ盤の題名が「SECOND OUT」ってことはFIRSTもあるわけで、
それがこれ
ピーター・ガブリエル在籍時のもの。
好きなのはWATCHER OF THE SKYとKNIFE
ピーターのボーカルって、声量とかなんやらのボーカルの実力を測る尺度では全然評価されないだろう。
しかし、声色を変えたりと、その表現が面白い。
また、当時の彼の曲に合わせたコスチュームが面白く、
椅子に座って演奏者に徹するメンバーとの対比も面白かった。
理系のビルと文系のジェネシスな~んて感じがして...
フィルコリとチェスターの二人は1978年のサンプラで観ました。
フィルコリが日本語でシネマショーのMCを演ったのには激しく萎えました...
> 理系のビルと文系のジェネシスな~んて感じがして...
激しく納得です。
そう言われてみると、CINEMA SHOWが両者の良いところをブレンドできる曲かもしれません。
フィルはサービス精神が旺盛ですよね。
SECOND OUTのSUPPER'S READYの「A FLOWER?」は、
ハイライトではあるけど、もっとさり気無く、むしろトボけて欲しかった。
それが味なのに。
サービス精神から、ポピュラーになったその後のGENESISには魅力を感じなかったです。