出力管を替えようか その2 |
ところが固定バイアスのアンプ、
調整してもマニュアルに記載された電圧になりません。
出力管が指定のものと違うからかな?
まぁ、いいでしょう。
設計とは違ってしまいますが...
とりあえず単体で聴いてみる。
受け持ち帯域は、1.4kHzから7kHz。
単体で聴くと、チャンチャンカラカラという音で、この帯域だけで違いが出るとも思えません。
とにかく4wayのメインシステムで聴いてみる。
中高域を受け持っています。
高域がきめ細かく、シンバルの音色の違いが以前よりもわかりやすい。
バスドラのアタックも明確さを増し、ゴリっとした感じが出る。
場というか、音の立体感が向上した。
しかし冷静に思い起こすと、これは先日ドライバーのフレームアースを取ったときと同じ変化。
私はフレームアース後に、音が自分の耳に馴染むまで聴いていない。
どうやら、私の耳はフレームアースを取る前の段階から変化していないと思われる。
真空管の交換による差を明確には特定できなかったものの、
フレームアースを取ることと真空管交換と実施してきて、
以前とは音が変わっている。
音の変化というよりも、クォリティの向上として。
+数%くらいは良いですけど、-(バイアス浅い)だと最大出力が
少なくなってしまうかも知れません。
昔のSS誌かで、長島先生がマランツの真空管アンプのバイアス調整を髪の毛一本ほどの差がでないようにビシっと合わせると素晴らしい音になると書いていたと記憶します。(あやふやで記憶違いかもしれません)
スゴイ世界だなぁと感心したものですが、私の場合は全くいい加減・・・これも別の意味でスゴイ世界か。(笑)
調節できる利点を生かしてほどほどに気を遣ってあげて下さい。