帽子が笑う・・・不気味に |
「THE MADCAP LAUGHS」って原題が「帽子が笑う・・・不気味に」
邦題に文句を言いたくなる人は多いだろうけど、
記憶に残る邦題ではある。
原題は誰が名付けたのかな。
プロデュースが、ロジャー・ウォータースとデビッド・ギルモアなので、
そのどちらか?
シドは、ピンク・フロイドに在籍。
シド脱退後に、フロイドは大きく飛躍するけど、
精神的支柱は、シドであろう。
フロイドの「炎」は、シドを歌ったアルバム。
その他のアルバムにも彼を連想するところは多い。
シドの音楽は、後の大掛かりなフロイドとは違って、
基本的にはポップでメロディアス。
歌詞は群を抜いて素晴らしく、天才肌を感じる。
彼が狂気に至ったことで伝説の人になってしまったが、
音楽的才能はフロイドのメンバーが精神的支柱にするとおり。
Youtubeで見た映像でも、デビッド・ギルモアが近年のコンサートで、
このアルバムの「DARK GLOBE」を演奏していた。
私も大好きな曲なので嬉しく感じたとともに、
今だフロイドのメンバーに影響を与えていることに驚いた。
このアルバムはシンプルに録られた音源に、
あとでアルバムとしての体裁を整えるのに苦労したのかも。
狂気ということで伝説化するには、音楽が素晴らしすぎる。