PHONIC XP-3000 |
低音の515Eを駆動するのがこのパワーアンプ。BTL接続としています。
BTLにすることで、グリップ力の向上とソリッド感が出ると思います。
イメージとしては、一方を固定されたゴム紐を引張ったり、ゴムの反力で戻ったりするのが普通の接続。
BTL接続は二人で棒の端と端を持ち、押したり引いたりするような感じ。
出力パワーの増大が目的ではなく質の向上として、このアンプには必須だと思います。
このアンプ、実は先代のスピーカー(マッキンXRT-22S)の駆動実験のために購入したもの。
マッキンが求める大出力を、手軽な価格で試してみようと購入しました。
そうしたところ、さすがに中高音以上は質的にツライものの、低音から中低音は面白い。
それもマッキンのアンプの十数分の一の価格で実現している...
そんなこともあって、俄然大音量に目覚めてしまいました。
ところが、大音量でロックを楽しんでいるとマッキンにとっては入力オーバーが発生。
ヒューズを飛ばすはめになりました。
それなら、もっと能率の良いスピーカーにしよう。不安なく大音量の出せるシステムにしようと更改に手を染めたのでした。
このアンプ、業務用であり、PAを前提にしているためか、
けっこう冷却ファンがうるさいのです。
温度による自動可変なので、出力にもよるのでしょうが、家庭用としては苦しい。
そこで、私は静かな冷却ファンに交換しました。
2台のアンプで、冷却ファンが合計で8個。
やはり格安なのをネットでみつけて、自分で交換しました。
ある程度は静かになったけど、もちろん無音じゃない。
でも、これ以上追求するのも、アンプ本体の価格からするとバカらしいし、
ガマンできないなら他のアンプを試せばいい、と軽く考えて黙認しています。