Selling England By The Pound / Genesis |
私のブログで何度も取り上げたであろう愛聴盤。
それを新たな発見でもって楽しめるときは、
オーディオ趣味の至福の時間ではないか。
このレコードは、私が初めて買ったGenesisのアルバム。
日本盤だし、大切に扱ってきたわけではないので、
音質をどうのいえるものではない。
でも、私にとってはずっと聞いてきた盤なので、
思い出というのは大袈裟だけど、一つの基準的なものは感じる。
だからこそ、そこからまた一つ新たな発見を感じたときは、
オーディオに取り組んできた成果を感じる。
レコードマニアはレコードの音質差にこだわり初期盤を入手し、
装置を変更したら、レコードの音質差がわからなくなると言い、
オーディオマニアは装置にこだわり、レファレンスのレコードを持つ。
もちろん、両方を満たせば、より高音質を狙えるのだが、
そこは各々の事情が入り込む。
高音質を狙って装置を換えることもソースを換えることも素晴らしいが、
やはり、自分の感性の欲求に従いたい。
世間の評判のみで右往左往しては、物欲が満たされる程度で終わってしまう。
其の中で、貴殿が中々、含蓄のある文面に、触発される手応えを感じますね。
要は、御好み。。個人のDNAに沿えば、其れが一番でしょうか。。
オーディオは、音楽を聴く為の手段。。然し、DNAの琴線に到達する手段は、限りなくあるでしょうね。
料理も同じセオリーですね。
素材が良ければ、在る程度、調理に手間を掛けずも、結果は悪くは無いかと。。
然し、程々の素材でも、調理の仕方にて素晴しい結果を導かせる事も、可能ですね。
確かに、金を出すだけがオーディオではありませんしね。
限られた予算の中で、最大効果を発揮する事で、数十倍もの予算を注ぎ込んだマニアさんより、遥かに素晴しい音楽再現されている方は、結構居ります。(在る程度、過去の柵や呪縛から解放されないと、駄目かと)
其の点、貴殿は十分に恵まれてますし、幾らでも可能性を高め、DNAを触発する再現は出来ましょう。
誰も、自身の潜在可能性を100%発揮されている方は、極めて少ない中、其れを見付ける為の旅かと想えば、別の意味での人生の伴侶かも知れませんね。
自然のなかが安らぎますよね。
> 誰も、自身の潜在可能性を100%発揮されている方は、極めて少ない中、其れを見付ける為の旅かと想えば、別の意味での人生の伴侶かも知れませんね。
これは他人と比べたときの相対的なパフォーマンスではなく、
どれだけ自分自身が思い描く音を再現できたかって意味と解釈します。
生意気な言い方をしますが、それが芸術だと思っています。
そうですね。
他人の音は、一つの尺度にはなりますが、あくまで御自身のシステムで如何に向上するかでしょうか。
其れを例えに、良く生を聴けとなければ駄目だ。。と言う方が居るのと似てますね。
生を聴く事は、一つの手段にはなりますが、其れが、オーディオシステムとの質を高める事とは、係り方や手段が、根本的に異なるのと似てる様に思いますね。
さて、Genesisと言えば、知人で熱心なファンが居り、UKに渡り海外ライブにまで奔走してます。。そう、80年代頃からでしょうかね。
そして、パリ公演は素晴しかったらしい。
その後、偶々、スカパーでパリ公演ライブが放映したのを機会に、当方も拝見。。
フィルコリンズのドラムと、例の御馴染みのヴォーカルに、暫し酔いました。
素晴しい。。其れに欧州のライブでの音の良さ。
フェニックスホーン群の、音の抜け等、奏者の巧さと相俟って、聴き手を飽きさせませんね。
グッドマンさんのコメントにいろいろと触発されてしまいます。
> 他人の音は、一つの尺度にはなりますが、あくまで御自身のシステムで如何に向上するかでしょうか。
「向上」ってのが他人と比べてなのか、自身の想いの具体化なのかってところが論点だと思います。
いくら他人に好評であろうと、自分が気に入らなければ意味が無いし、
自分が気に入れば、いくらそれが他人から稚拙と言われようが動じることはありません。
芸術家が自分の思いを具象化するのが作品であり、
そこは相対的な評価よりも、どれだけ自分の世界を展開できたかで、
自身の作品に対する価値が決まると思います。
売れる作品よりも、自分の思いや自分の行動を反映した作品を作ることが芸術だと思っています。
生、つまり原音ですね。生ってのがアコースティックのことか、PAの音かを論点にしては複雑になりますが、
あまりこだわっては音楽に取り残されると思います。
現代ではメディア用に加工された音楽を聞いているし、
過去の音楽世界はメディアに残されたものしか実体験できません。
メディア再生はそれだけで芸術的であると思うし、
だからこそオーディオが楽しいのだと思います。
> 素晴しい。。其れに欧州のライブでの音の良さ。
そこを聞き取るグッドマンさんはスゴイです。
私は、のほほんと楽しむだけです。
楽しめるところの潜在的な理由が、ご指摘のとおり音質のよさなんでしょう。
私は意識したこともありませんでした。
> その後、偶々、スカパーでパリ公演ライブが放映したのを機会に、当方も拝見。。
私のGenesisはピーター・ガブリエルの脱退で終わっています。
80年よりも前です。
音質的に語れるものではありませんが、
Youtubeなんかで当時の演奏を観ていただければ、
どんなものかわかっていただけれるかと思います。